interview-head
  • ENTRY
  • none
  • none
  • none
  • none
title02

Part 1 Part 2 Part 3

Part 3: センスを受け取る器というもの

――「ドブ川」について
Erika そういうこと言ってる人って意外とたくさんいて、小田和正とかさだまさしとか。その頃の自分に、そこにいる彼らに、何て言ったら力づけられるんだろう、その曲を書きたいなんていう話をしていて。

そして、ある体験する前に知識として入っちゃうと非常に危険だな、という感じがあって、マインドフルネスとか、ラビングプレゼンスとかも、あまり若い時に言われても、何かピンと来ないんじゃないかと。それらのセンスを受け取る器そのものが、ドブ川を渡る前だと無いのかもしれないと思ってるところもあるんですよね。
感じる側の器が、枯渇してないと感じられないですよね、たぶん。
   
  でも、ある時すごく枯渇して、「自分なんか誰にも愛されてないかも」とか、「何も味方じゃないのかも」ってなった時に、わーって愛が感じられたりする時に、はじめて人にも与えたり、自分も受け取ったりするということを、「体験」として掴むんじゃないかな、って。

私は奇跡みたいなことが起きて、そういうことを体験できて、だから私は、それを伝播できたらな、っていうのが今の仕事の根源になっているところですかね。
   
―― 著書「恋愛コーチング」について
Erika

「恋愛コーチング」とかタイトル付けられて、「私のどこがいけないの(サブタイトル)」なんてあまり納得いってないんですけど、でもそれに触れた人達が、直接はピンと来なくても、何かで書いてあることをもっと深めたいと思ってくれたりすれば、その表層のものが、何か飛びつくような形になってても全然構わないと思います。

だから私自身は今もう「ラブコーチ」とか、みんなに平気で言ったりして、もともとはそういうことは自分にとっては、個人的には恥ずかしいっていう感じだったんですけど、本もその次元じゃないんだよな、っていう感じです。

   
「最初の頃はイヤだったけれど、今はぜんぜん怖くない」という英里圭さんは、既にそこを超えたところにいる。
   
Erika 昨日も女性ばかりの研修で、企業研修なのにそこで恋愛話になっちゃったりして。
でも研修の担当者も、彼女達の本音の顔を見てびっくりするんですよ。
”ああ、彼女達ってあんな表情するんだ” って。
   
 
編集後記
日々セラピーをしていてつくづく感じるのは、「恋愛」というものが、いかに人に対して大きなパワーを持つかということ。やっぱり恋愛は外せない。そう言い切ると抵抗にあうこともあるだろうけれど、英里圭さんに触発されて、言い切りたくなりました。
恋愛に大切なのは自分を知ること――、とは、よく言われていることですが、恋愛してはじめて、自分を知らずにはいられなくなる、私はそう思います。
英里圭さんは、以前、私たちが仲間でやっていたカフェ(ヌースフィア・カフェ・ダイニング)に遊びに来てくれたこともあったそうで、英里圭さんのコーチングの師匠はヌースフィアのメンバーの1人。何人かの共通の知り合いもいて、まさかこんな風に繋がるとは、、、人の出会いって本当に不思議です。出会えて嬉しかった。英里圭さん、ありがとう!(yu)

前ページ