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Part 1 Part 2 Part 3

Part 3: 苦手な人に対する効果

yu マッサージの他に、日常の中でのラビングプレゼンスについては、どうですか?
   
chika ラビングプレゼンスって、意識しないでやってる時も、もともとあったわけですよね。小さい赤ちゃん見たりとか。仲いい友達といる時とかね。
でもそれが、これはラビングプレゼンスだったんだってことがわかると、それを意識的に他でも使いますよね。使っていくことによって、より日常的に使えるようになったんだと思うんです。
だから、もう最近本当に格段に、人間関係が楽になりましたね。

あと、何か理屈じゃ無い感じというか。
この人はこうだから、いいとかっていう風に、なんか理屈をつけて仲良くしたり、一緒に居たりすることが無くなったかもしれませんね。
   
yu ついね、情報が入って来ると、そういうのに惑わされますよね。
   
chika

そうです、そうです。この人は自分にとって、いい人なんだろうとか、そういうのがなく、純粋にいいなって。
そういう風に思うと、特に子どもと仲良くすることが増えましたね。だから子どもから学ぶ事も増えたと思います。
子どもが言葉では表現できない部分の何かエネルギーレベルの学びっていうんですかね。そういうのがすごいあるなーと思いますね。

   
chika

これも関係あるのかどうかわかんないんですけど、電車の中とかで会う人、電車を待つときにホームで隣にいる知らない人とか、そういう人とも前より関係が良くなったと思いますね。昔はそういうことを意識してなかったからかもしれないんですけど。

出発点が "もらう" っていうところからはじまってるっていうのは大きいですよね。
そうするとその人を好意的に思いますもんね。そうすると絶対むこうも、いい風に返してきますからねぇ。
それをどんどん究極的に自分に浸透させていけば、私が昔ダメだった上司とかも、それなりにやれるのかもしれないなーと思いますね。

   
yu 嫌いな人とか苦手な人に対してのラビプレっていうのは、なかなか難しいというフィードバックが多いですが。
   
chika もしかしたら、同僚との関係がその上司との関係を変えてるかもしれないですよね。だから苦手な人をターゲットにやるっていうよりも、それ以外の人との関係が、よくなることによって、本来苦手なその人との関係も、なんかうまいこと回避できてるかもしれないんですよね。
自分が出発点なので、自分が1ミリ変わることによって、他の人との関係が1つ1つ変わっていって、最終的には苦手な人との関係が、直接的に良くなるっていうだけじゃなくて、その人との距離がちょっと離れたりするかもしれないですしね。直接的に対立することも、もしかしたら減ってるかもしれないですし。
   
yu システムズ・アプローチの考え方って、そうですね。組織のシステムとか家族のシステムとか、問題を起こしている人に直接アプローチする必要はなくて、一番モチベーションが高い人、ラビプレでいえば、自分から変化しようという意識がある人が、ちょっと変わると全体が変わっていくという、、、。
   
chika そうそう。そういう意味でもシステムを変えるのは、1ミリの自分の変化っていうんですかね。

うーん、でも親子とか友達って、相談したいって言われた時に、それがすごいヘビーで、それを聞くと辛いなって思うときありますよね。そういう時にもラビプレが使えるのかな。。。?
   
yu そうですね、、、
例えば、そういうことがすごく負担になっているクライアントさんがいらっしゃると、まずは境界線のレクチャーからかな。ラビプレを使えるかとは、あまり考えてなかったですね。そこまでいかないっていうか。
   
chika どうなんですかね。でもそこまでやる必要ないかもしれないですね。
   
yu 今話していて思ったのは、ちゃんとバウンダリー(境界)ができて、はじめてラビプレができるのかな、と。
   
chika

photo03-1あ、そうですねー。言えてますね、それ。バウンダリーの前にラビプレは出来ないですねー。

いろいろなことやってるんですね、人って。
いま教えていただいてね、そっか、境界線ひいてるから、自分はそういう風になってるんだな、って思ったんです。だから知らないうちにそういうこと(境界線のこと)やってるんだな、っていう風に思いました。

   
 
編集後記
ラビングプレゼンスとバウンダリー。なかなか核心的な会話で終わりましたが、ラビングプレゼンスをやっているうちに自然とバウンダリーが確立された、というのは、それはとても重要なフィードバックだな、と後から思いました。
さて、千賀子さんにお会いする前に自己紹介文を送っていただいたら、「学んだことを日常生活で使い、研究することが趣味。意図を手放して今を楽しんでいます。」とあって、その時にはよくわからなかったのですが、お話ししてみて、その一文に千賀子さんの在り方のすべてが含まれていると感じました。
今回は掲載しませんでしたが、マッサージ師だけでなく、タロット占い師など、いろいろなことにチャレンジされていて、何でもパッと短期間で掴んでしまう、本当に勘がいい人なんだと思います。
「練習はつまんない、本番って何とかなりますよね」と本人は言いますが、何とかなると思えるのは、起こってくることに、常に好奇心をもって向き合い、楽しむ姿勢あってのことだと思いました。千賀子さん、ありがとうございました!(yu)

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