interview-head
  • ENTRY
  • none
  • none
  • none
  • none
title01

Part 1 Part 2 Part 3

Part 3: ハコミ、コーチングを統合して

センツ・オブ・ノーイングと運命的な出会いをしたBUNさんは、その後アロマスクールで「アロマ心理セラピー」も学んだ。
そして”センツ・オブ・ノーイング”の複雑な精油ブレンドを自力で再現し、調合を習得していった。
先人の香りの調合を模倣・再現する方法は「イミテーション」とよばれ、香水調合の重要な習得法である。
最初は香りを使った個人セッションからはじめ、その後グループワーク、アロマの講座など、次第にいろいろなメニューが増えていった。
   
BUN それからいろんなことがあって、、、アロマを全く使わなくてもワークできるようになりたいと、、、それでハコミに行き始めたのです。
   
yu 香りを使わないでもワークできるようにって思われたのは、なぜですか?
   
BUN 香りを使ったワークっていうのは、全ての人に受け入れられるわけではないのです。日本人ですと半分くらいの人は受け入れにくいでしょう。
だから全くアロマ使わなくても、その人の深層意識にコンタクトしてワーク出来るようになりたいと、ハコミを勉強しはじめたんです。
   
yu そこでハコミをやろうと思ったのは?
   
BUN トランスパーソナル系の心理アプローチと触れていて「違和感」を持ったのは、10数年前はアクティブに人間の意識や関係性を「揺さぶって動かす」みたいなワークが多かった。
それは何か違うんじゃないかという違和感があったんですよね。
   
yu アンフォールドじゃないわけなんですね?
   
BUN

うん、ぜんぜんアンフォールドじゃないですよねぇ。そうした時に、ハコミを学んでいくと、「いい意味で受け身」なワークだってことに気がついた。アロマも基本的に受け身な体験ですから、ハコミとも体質的に相性が良いのです。

   
――マインドフルネスについて
  私は、「マインドフルネス」に1番惹かれてハコミに入って来たのです。
マインドフルネスは、個人セッションするにしても、グループワークにしても、コーチングするにしても、一番前提として行っていることです。
まずできる限りマインドフルネスの状態なっていただき、クライアントさんやグループワークの参加者さんと、そこで浮上してくる様々なこととワークします。
もしスタックしたら、またマインドフルネスに戻る…… というようにして、ワークしています。
   
――ラビングプレゼンスについて
  「ラビングプレゼンス」って何かって思った時に、慈悲とか慈愛とかコンパッションと、思うのです。
ところが不思議なことに、普段の意識状態の私達はコンパッションを忘れているわけなんですね。だからそれを思い出すというのが、ラビングプレゼンスのワークではないでしょうか。
ラポール=共感関係を作る面では、とても基本的なワークとも思います。

ただ私の考えですが…… 同時にちょっとだけ注意しなきゃならないこともある、とも思っていて。
私達の意識に「渇愛」というか、愛情に飢えてる部分っていうのがあるです。
そうした時にラビングプレゼンスっていうのはそのニーズを満たしてくれるものだけど、本当のコンパッション、慈悲とか慈愛っていうことと、渇愛っていうのはやっぱり違うんですよね。 この点に目覚めている・アウエア(aware)してることが大切と思うのですが、アウエアしてないと、ただ愛に飢えていてそれを受け取って嬉しいという状態に中毒するのではないか?そういう意味では、ある種「両刃の剣」というか、すっごく良いものでもあるんだけれど、注意する必要もあるんじゃないか、――そう私は思ってるんです。
   
本当の意味で、その人自身の足で立ち上がっていってほしい、そこを支えられるか が大切とBUNさんはいう。
こうして、コーチングやポジティブ心理学などもアプローチに取り入れ、今も日々勉強を続けている。
編集後記
センツ・オブ・ノーイングの話を聞き、アロマの奥深さに眼から鱗でした。
どん底の状態を自らの力で乗り越えたBUNさんに、「だいじょうぶ、必ず抜けられる」そう言われたら、苦しみの渦中にいる人も勇気づけられるに違いありません。
示唆深いお話がまだまだたくさんあり、今後の活動に活かす形で、またはコラムなどで、ご紹介できればと
思っております。BUNさん、ありがとうございました!(yu)

前ページ 次のインタビューを読む